錬金術的な観点から見ると、存在するすべてのものは何から生じ、また何によって成り立っているのか。

つまり、すべては唯一なる根源(EINEN)から、三つの力――水銀(Merkur)・硫黄(Sulfur)・塩(Sal)――を通して現れ、その唯一なるものを**多として映し出している、ということである。 この多様性を貫く上位の構造は、三分構造(Dreigliederung)として表現され、それらが一つとして協働してはじめて、あらゆる存在が成り立つ。 存在の内的ダイナミズムは、七つの光線(Strahlen)によって導かれ、その存在の物質的側面(ここでは現代物理学におけるエネルギーおよび力の概念も含む)は、**三 × 四(元素)の基本的な力によって構成され、それらは十二の「星座」**によって象徴されている。 同一の問題系を扱うサンスクリット語ヴェーダ文献より 前述した五つの対象、すなわち五つの電気的力の否定的性質が互いに結合すると、五つの形態をもつ粗大物質そのものが生起する。 その五つの形態とは、クシティ(Kshiti:固体)、アプ(Ap:液体)、テージャス(Tejas:火)、マルト(Marut:気体)、そして **アーカーシャ(Akasha:エーテル)**である。 これら粗大物質の五形態は、前述の十五の性質、ならびに マナス(Manas:感覚意識)、ブッディ(Buddhi:知性)、チッタ(Chitta:心)、**アハンカーラ(Ahamkara:自我)**と一体となって、創造を成り立たせる二十四の根本原因そのものである。 これら二十四は、宇宙創造を司る原初の力であり、根源的実在である。 すなわち、粗大物質の五形態、十五の性質、およびマナス・ブッディ・チッタ・アハンカーラは、創造の二十四の根源原理として実在する。 これら二十四の根源原理は、聖書『ヨハネの黙示録』に記される二十四の長老そのものである。 — 『ヨハネの黙示録』4章4節。 「また、御座の周囲には二十四の座があり、その座には二十四人の長老が座っていた。」 二十四人の長老は、上図において、玉座の周囲に座する二組の十二人の長老として描かれている。